- アガベを始めたいけど発根管理って何?
- 発根管理方法を知りたい
- どのくらいで発根するの?
皆さんこんにちは、Leaf a Handのれおです。皆さん園芸ライフを楽しんでいますか?私は楽しんでいます。最近新たな家族をお迎えしました。それがこちらです。

じゃーん。
アガベチタノタの白鯨と黒豹です。大きい株が白鯨。小さい株がおまけでいただいた黒豹です。SNSのつながりで購入しました。
ただし、 どちらの株も生きた根がない状態です。つまり「発根管理」からのスタートです。アガベ初心者の私はアガベの発根管理をしたことがない私でも手順を守れば発根に成功しました。
この記事ではアガベの発根に参考にした動画と、発根管理のために調べた情報を紹介しています。この記事を読めばアガベの発根手順の悩みは解決します。目次を読むだけでも手順がわかるようになっているので、お忙しい方は目次だけご覧ください。
詳しい内容と、発根管理中の株や根の状態は写真付きで解説しているのでご覧ください。初めての発根管理は「高い株や大切な株を腐らせたらどうしよう」と不安に思うでしょう。この方法で私は2株を無事に発根成功させることができました。ぜひ最後までご覧ください。
発根管理とは

根がない株に新しい根を生やすための管理方法です。
なぜ発根管理が必要か
現地株を日本に輸入する(アガベ、パキプス、グラキリスなど)場合は、土壌に潜む病害虫を日本に入れないため、土を完全に落とし殺菌洗浄することが必要です。
そのため、根を整理してあることがほとんどです。その過程で生きた根が死んでしまうため、国内でまず発根管理を行う必要があります。
そのまま植え込むとどうなるか
株の状態にもよりますが、元気な株でなければ発根することなく枯れる可能性があります。アガベは比較的乾燥に強いので、そのまま発根する可能性はありますが、大切な株を枯らせないために発根管理をして生きた根を生やしてから土耕するのが無難です。
どんなアガベに発根管理が必要?

海外から株を取り寄せたとき
海外から取り寄せた株は根が生きていないため、生きた根を生やす必要があります。
親株から出た子株に根がまだついていないとき
アガベを育成していくと子株を生やすことがあります。子株はそのまま根を生やしますが、子株を取り出すときに根が取れてしまうことがあります。その際は発根管理が必要になります。
アガベの発根管理の種類

水耕管理
アガベを水に漬けて行う発根管理です。メリットは手軽で発根の有無がわかりやすいことにあります。今回紹介する発根管理方法は水耕での発根管理になります。
デメリットとして、水を毎日交換するのは手間がかかることです。またアガベの根は、発根した環境によって根の性質が変わります。
水耕管理で発根した根は常時水に触れている前提で作られた根のため太く柔らかい根になります。発根後に土耕に移行すると水をうまくすえなかったりダメージを受けやすくなります。
よって水耕発根はアガベの株に発根するためのスイッチをいれる作業と割り切るのもいいかもしれません。
土耕管理
土壌に植え込んで行う発根管理です。メリットは植物の根は光を嫌うため、土壌に植え込むことで遮光できることです。デメリットは発根しているか確認できないため、発根状況を確認するために株を抜き差しする必要があります。その際に根を傷つけてしまう恐れがあります。
ハイブリッド(水苔等を使用する)
水耕と土耕の中間に位置するのが、水苔やチャコボールを使用した発根管理方法です。メリットは清潔で遮光もできること。水耕と土耕のいいとこ取りの手法になります。
アガベの発根管理に適した環境

【気温】20〜25℃が理想
30℃以上(熱すぎ)、15℃以下(寒すぎ)は避ける
【光】直射日光は避ける
植物の根は光を嫌う性質があるため。明るい日陰もしくは半日陰程度にしましょう。
【風】通気性をよくする
風通しのいいところに置く。しかし強風は乾きすぎるので注意が必要。
アガベ発根管理に準備するもの

アガベ(本体)
園芸用ナイフ(カッター)
何でもいいです。ただ、消毒のために火であぶるので、お気に入りのものは使わないほうがいいかもしれません。
ベンレート(ダコニール)
株を消毒するために使用します。
ルートン
発根促進剤です。株の切断面に塗布します。
メネデール
植物の活力剤です。弱った植物に優しい栄養を供給してくれます。人間にとってのお粥のような存在です。
バケツ
アガベを消毒するために使用します。
容器
株を水に漬けるための容器です。何でもいいです。今回の発根管理で発見したのですが、スターバックコーヒーのフラペチーノの容器がめちゃくちゃちょうど良かったです(笑)
初心者でもわかる発根管理方法(手順)
参考にした動画がこちらです。Youtubeチャンネルのアノヒノエンゲイで紹介されていた方法を参考にしました。
動画で紹介されていた発根管理方法をまとめると以下のとおりです。

ベンレートで株を殺菌する

まずはベンレートを使用して株を殺菌消毒します。株にばい菌や害虫がいる場合に死滅させます。バケツにベンレートを溶かした水をいれ30分程度株を浸水し、消毒します。
園芸ナイフ(カッター)を消毒する

根や葉を整理する前に園芸ナイフを火で炙るなどして消毒します。
不必要な下葉を整理する

枯れた下葉は簡単に剥がすことができます。

枯れていない下葉は葉の半分に切れ目を入れて

半分ずつむしると簡単に葉を取り除くことができます。
アガベの根を整理する

たくさんある古い根を削り落とします。

処置後です。
古い根がついている場合はカッターを使用して根を整理します。ここでいう古い根とは茶色の根をいいます。この茶色の根は水を吸うことができないので大胆に取り除いてしまいましょう。
10分程度アガベを乾かす
10分程度乾かして次のステップです。
剪定面にルートンを塗布する(工夫あり)

ルートンに水を数滴加えて……。

練り込んでペーストを作ります。

作ったペースト状のルートンを塗り込みます。
ルートンを容器に出して水を1〜3滴ほど加えて練り込みます。練り込んだ状態のルートンをアガベの切断面に塗布します。こうすることで、塗布したルートンがアガベの切断面から剥がれにくくなる工夫です。

練り込みルートンの手法はめちゃくちゃいいですね!粉のままならすぐに剥がれますがこの方法なら密着力が段違いです。他の株にも流用したいと思います。
塗布したルートンを1時間程度乾かす
塗布したルートンを1時間程度乾かします。これでルートンが水につけても剥がれ落ちにくくなります。
メネデール水に漬ける(漬けすぎない)

完成したルートン塗布済みのアガベを水に漬けて水耕管理を開始します。水に漬ける部分は、ルートンを塗布した部分とその少し上くらいにしておきましょう。
アガベの葉も水に漬けてしまうと、葉にダメージがある場合はその部分から水を吸収して葉がふやけてしまいます。葉の少ない子株のアガベを水耕で発根する場合は注意が必要です。
完成(可能なら1日1回水を交換する)
あとは気長に待ちます。可能なら水は1日に1回交換してあげましょう。最悪でも3日に1回は交換です。新鮮な水のほうが発根しやすいです。

そこまで敏感になる必要はないみたいですが、ベストを尽くしましょう。
アガベの発根までの期間(実際の写真)

1日目


2日目


3日目


4日目


5日目

なんか出てきそうな予感はしています。

6日目


7日目


8日目


9日目


アガベの水耕発根管理にスタバのフラペチーノの容器は最高です。



アガベ水耕発根の容器を探している人はスタバでフラペチーノを飲みましょう。容器の見た目も形状が最高です。
10日目


11日目



横から見ると、なんと発根してます。
12日目

なんか出てきてます!

伸びてきました。
13日目


2本目も出てきてくれました。
14日目

無事発根です。

15日目


16日目


17日目


18日目


2株ともしっかり発根してくれました。
発根後は鉢に植え替える

鉢に植え替える
根が3センチ程度伸びれば鉢に植え替えましょう。発根したての細い根であれば、植え替える際に根が取れてしまうこともあります。慎重に植え替えを行いましょう。
アガベが発根しないときの対処

発根管理する環境を確認する
最善を尽くすために環境を1から確認しましょう。
様子を見る(1〜3ヶ月程度)
1〜3ヶ月様子を見ても動かなければ対策を講じます。
リセットしてやり直す
下葉をめくって再度ルートンを塗布し、水耕管理をやり直しましょう。
まとめ

初めてのアガベの消毒殺菌から水耕発根方法についてまとめました。アガベを入手してからワクワクと同時に不安もあると思います。しかし、ちゃんと手順を踏めばアガベは発根してくれます。
自信を持ってアガベ発根に挑戦しましょう。成功の一助になれば幸いです。今後もアガベ育成で役立つ情報をシェアします。一緒に植物趣味家として成長していきましょう。次に発根管理するときは土耕での発根管理に挑戦もしてみたいです。
アガベの発根管理はアガベ育成の第一関門です。乗り越えた際の株に対する愛着が湧いてきます。まだアガベを入手していない方は、是非アガベを購入してみましょう。アガベ沼の目の前でお待ちしております。


コメント