- 植え替えのタイミングがわからない
- 根を触って枯らさないか不安
- 高価な株だから失敗したくない
こんにちはLeaf a Handの れお です。今回は2026年版オペルクリカリア・パキプスの植え替え方法を解説します。
2023年からパキプスの育成を開始した私は春がくるとパキプスの植え替えをしています。理由は冬季も特に休眠することなく育った私のパキプスは鉢がパンパンの根鉢になっているからです。
そんな毎年植え替えをしている私が2026年版のオペルクリカリア・パキプスの植え替え方法を記事にまとめました。
この記事を読めばパキプスの植え替えについての疑問は吹き飛びます。パキプスの植え替えは簡単です。初めての人にもわかりやすいように解説をいれつつ、文章を読まなくても目次の手順どおりにやれば、植え替えは終わります。お急ぎの方はそちらを参考にしてください。
あわせて過去の植え替え時の根の成長も比較していますので見てってください。
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この記事でわかること
- パキプスを植え替えるべきタイミングと春に行う理由。
- 初心者でも迷わない植え替えの手順と根の切り方のコツ。
- 植え替え後に枯らさないための水やりと管理のポイント。
パキプスを植え替えるなら春がベスト

植え替え直後のパキプスは調子を崩します。その状態で暑さや寒さに当てられると余計に株にダメージを与えてしまいます。
そのため、植物にとって心地よい環境である春は植え替え直後の養生がしやすく、回復→成長までの流れがスムーズです。成長期に備えて春先に植え替えてしまうのをオススメしています。
パキプスを植え替える時の判断基準

鉢底から根が出ている

パキプスの根は直根性のため、根が縦に伸びます。鉢底から根が出ていれば、根がそれ以上に伸びることができないサインです。根鉢の状態を放置すると根の生育が悪くなります。結果として株が調子を崩してしまうことに繋がります。

鉢内が根でいっぱいになることを根鉢といいます。
水はけが悪くなっている
根鉢になると、鉢の水抜き穴も塞ぎ株の排水性が悪くなります。水はけが悪い鉢=通気性が悪い鉢となります。
パキプスの根は通気性がよい環境を好むため、水はけが悪くなった時点で根の整理をしてあげましょう。
成長が止まっている(株の調子が悪い)
育成環境(光・風・温度)が整っているのに株本体が調子を崩している場合は、根になんらかの不調が発生している可能性があります。株の調子が悪い場合は、一度根の状態を確認してみることをオススメします。
パキプス植え替えに準備するもの

鉢(個人的にパキプス育成にオススメの鉢紹介)
パキプス育成にはBANKSのロングポット鉢をオススメしています。
パキプスの根っこは直根性で根を下に伸ばしていきます。そのため深さのロングポット鉢はパキプスと非常に相性がいいです。また、見ためと機能面が両立されている鉢です。根がしっかり伸びる環境を作れば、株本体も健康に育ちます。
オルトランDX
浸透移行性成分を植物が吸収することで植物自体が害虫に強くなる殺虫剤です。
マグアンプK
緩効性の肥料です。植物の根から発生する根酸に触れることで肥料が溶け出して植物に栄養がいきわたります。
トップジンM
パキプスのパワータンクを採取した場合に、切断面に塗布する殺菌成分いりの癒合剤です。
鉢底石
鉢の通気性をよくすることと、用土の節約の効果があります。
化粧石
植え替えの仕上げとして敷いてあげれば、鉢がしまった印象になります。また、鉢内の虫を駆除するために、浸水をする際は化粧石の重さで用土が浮いてこないので便利です。
園芸バサミ
基本的に切れればなんでもいいです。しかし、いつかこだわりの一品を持ちたいと思っています。
ソイルスティック(割り箸)
鉢内の用土の隙間を埋めるために使用します。サクサクと挿して用土の隙間を埋めてくれます。なければ割りばしでも代用可能です。我が家はダイソーで購入したマドラーを使用しています。ソイルスティックもいつかこだわりの一品を使用したいです。
用土(個人的にパキプスにオススメの用土)
BANKSのベストソイルミックスを使用しています。植物の根が心地よいと思えるように配合された培養土です。肥料などは入っておらずシンプルの作りをしています。
スコップ
使えたらなんでもいいです。私は100円均一で買いました。
パキプスの植え替え手順

鉢から株を抜く

まずは鉢から株を抜きます。ポイントは、植え替え前の水やりを控えておくことです。水やりを控えることで、用土が乾いて鉢から株を抜きやすくなります。
剪定バサミを消毒する

パワータンクを採取する場合はハサミを火で炙るか、アルコール綿で拭きとり剪定バサミを消毒します。
根の整理をする(切断する場所に気をつけて)

根の整理のため、パワータンクを切断していきます。切る箇所は、パワータンクとパワータンクの継ぎ目の下部分を切断しましょう。
パワータンクの採取についてはこちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
パワータンクを1つは残しておく

パワータンクをすべて取ってしまうと株本体へのダメージもあるため、1つは残してあげるのが無難です。
今回は大きなパワータンクを全て採取して小さなパワータンクしか残っていなかったので細々の2つを残すことにしました。
切断面にトップジンMを塗布して乾かす
切断面からばい菌が入らないように、トップジンMを塗布して乾かします。必ず行っておきましょう。薄く塗ってあげたほうが液垂れもなく乾かしやすいです。
鉢に鉢底石を入れる(鉢によってはなくてもいいです)

鉢内の通気性の確保と用土の節約のために鉢底石を敷いておきます。鉢自体にスリットが入っていて通気性が確保できていれば、鉢底石は敷かなくても問題ありません。
少量の用土を入れる

鉢底石を敷いた後は、少量の用土を入れます。
マグァンプK・オルトランDXを入れる

用土の上にマグァンプKとオルトランDXを投入します。株の根が伸びる位置になるように意識して入れてあげましょう。
さらに用土を追加する
株の深さを調整できるように、さらに用土を追加します。
株を配置する
株を入れて完成形をイメージします。このとき、鉢に見栄えの良い面がある場合は、株の見栄えの良い面と合うようにしましょう。いわゆる植物のA面B面いうやつですね
用土を投入する
株と鉢の見栄えを調整できたら、隙間に用土を追加していきます。
ソイルスティックで隙間を埋める

ソイルスティックを使って、株と用土の隙間をサクサクと挿して埋めていきます。
用土を追加する

隙間を埋めた分、用土を追加します。
化粧石を敷く(お好み)
植え替えの仕上げに化粧石を敷きます。
用土の微塵を落とす

最後に水をたっぷりかけて、用土の微塵を落としてあげましょう。ここでの水は新しい用土と植え替えた直後の根をしっかりと馴染ませる効果もあります。

濁った水が透明になっていくの、気持ちがいいよね!
完成

パキプス植え替え後の管理方法

水やりのタイミング
パワータンクの整理を行った場合は、切断面を乾かす必要があります。乾かさずに植え替えをしている場合は、1週間程度水やりを控えることをおすすめします。
乾かしてから植え替えている場合でも、水やりは1週間程度様子を見てから行いましょう。
置き場所
植え替え直後は明るい日陰で養生してあげましょう。急に直射日光に当てると株に負担がかかるためおすすめしません。1週間かけて徐々に日差しに慣らしていきましょう。
我が家では、2日間は日陰で養生し、その後1日は遮光した状態で日向に置き、3〜4日目以降で日向に当てる時間を徐々に伸ばしていきます。このように段階的に育成環境に慣らしていくようにしています。
活着のサイン
株を慎重に動かしてみて、ぐらつくようであればまだ活着していません。鉢を移動させるときは慎重に行いましょう。活着していれば動きが少なくなり、しっかり活着すれば株だけを持っても鉢が落ちることはありません。
パキプス植え替えでよくある失敗

植え替え直後の水やり
植え替え直後に微塵を落とすための水やりをした後は、控えめに管理しましょう。まだ根が活着しておらず、水をうまく吸えないため、用土がしっかり乾いたのを確認してから次の水やりを行いましょう。
植え替えをする時期
植え替えをするなら春が圧倒的におすすめです。植え替え直後は必ず調子を崩すため、夏や冬など過酷な環境だと株への負担も大きくなります。
また、春以降から始まるパキプスの成長期をロスしてしまう可能性があります。
根(パワータンク)を整理しすぎる
パワータンクを採取する際は、取りすぎに注意しましょう。株本体にダメージが入り、最悪の場合枯れてしまうことがあります。
過去の経験上、1つでも残しておけば枯れることはありませんでした。

小さな2つのパワータンクしか残していないので、枯れないか少しドキドキです(笑)
3年間パキプスを植え替えて感じたこと

植え替え直後は必ず調子を崩す
この3年間のパキプスの植え替えでは、必ず植え替え直後に調子を崩しています。我が家の場合は冬も休眠していないため、植え替え後は短い休眠期に入ります。
思い切って根を整理してもパキプスは大丈夫(パキプスは頑丈)
パキプスのパワータンクは大胆に整理しても問題ありません。ただし念のため、1つは残しておくことをおすすめしています。
パキプス植え替えでよくある質問

毎年植え替えをする必要はあるか(過去の植え替え時の根の写真あり)
健康な状態で1年育成すれば鉢内はパンパンになるため、植え替えとあわせて根の整理をしてあげたほうが健康に育ちます。実際に根の整理をして1年後には根鉢になっています。
過去の植え替え時の根の状態をご確認ください。

2023.8月、初めての植え替え(菊鉢使用育成期間約2か月)

2024.4月、2回目の植え替え(ロングポット使用育成期間約8か月)

2025.4月、3回目の植え替え(ロングポット使用育成期間約1年)

4回目の植え替え育成期間約1年
(ロングポット使用2026.3月)
どのくらいパワータンクを切っても大丈夫か
パキプスは頑丈なため、大胆にパワータンクを切っても問題ありません。植え替え直後は調子を崩しますが、その後は毎年のようにパワータンクを形成してくれます。
1つは残しておけば、その後の調子は戻ります。前回の植え替えではメインの一番太い根を切断しましたが、その後も問題なく育ちました。
大切なのは、植え替え直後の育成環境の管理です。ここに気を付ければ発根し、しっかり成長してくれます。
パキプス植え替え後どのくらいから成長を始めるか
これに関しては株と育成環境によって異なります。我が家の場合は、冬季も休眠させず、春の最低気温が10℃を維持できる時期に植え替えを行っています。
その後落葉して約1か月休眠し、その後芽吹きが始まるというサイクルを2年続けています。
まとめ

毎年丁寧に植え替えを行い大切に育てれば、パキプスはしっかり応えて幹を太らせてくれます。その過程でたくさんのパワータンクを形成します。
実際に私のパキプスは、実生2年目の株を購入して育成を開始しましたが、幹はどんどん太り、毎年パワータンクも多く形成しています。
その要因にBANKSのロングポットは確実に含まれています。まだ試していないのであれば是非挑戦してみてください。
これまで根が干渉してまっすぐ植え込めていませんでしたが、今回ついにまっすぐ植え込むことができました。2年間かけてようやくまっすぐ植え込みできて、感動です!
今回収穫したパワータンクは根伏せして管理中です。無事芽吹けばメルカリで販売しようと考えています。

興味のある方はちょっと待っててください!皆さんを塊根植物の沼にはめたい!
皆さんも大事なパキプスを丁寧に植え替えて、これから迎える成長期を楽しんでいきましょう。




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