- ケラリア・ピグマエアの調子が悪い
- 鉢がパンパン
- 鉢増ししたいけど、いつ植え替えればいいかわからない
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
私も国内実生のピグマエアを購入して約半年。調子の悪かった株を植え替えたところ、現在では青々とした葉を元気に展開しています。
この記事では、ケラリア・ピグマエアの植え替え方法を、園芸初心者向けにやさしく解説します。
目次の手順を追うだけでも完了する構成なので、「文章を読むのが面倒だな…⋯。」という方も、ざっと流し読みで実践可能です。
植え替えの主な判断基準は3つ

ピグマエアは成長がゆっくりなため、1〜2年に一度程度の植え替えでOKです。
そのうえで、以下のようなタイミングでの植え替えがおすすめです。
鉢がパンパンで鉢増ししたい場合
根詰まりすると、根の生育が進まず、鉢内の通気性も悪くなります。鉢内がいっぱいになっていたら、そのまま放っておかず植え替えを検討しましょう。
株の調子が悪いとき
葉の色が悪い、枝が徒長する、葉が落ちるなど、調子が明らかに悪い場合は根の状態をチェックする意味でも植え替えを検討します。
お好みの鉢に変えたいとき
「かっこいいピグマエアをゲット!」「お気に入りの株が育ってきたから、理想の鉢で仕立てたい!」そんなときも立派な植え替え時です。
植え替えにおすすめの季節は「秋」
ピグマエアは冬型塊根植物。
夏は休眠し、秋に目を覚まして成長を始めます。
そのため秋に植え替え、鉢の環境を整えてあげることで、成長しやすい時期を取りこぼすことがありません。
春も可能ではありますが、秋のほうが株への負担が少ないと言われています。
我が家のピグマエアの様子

我が家のピグマエアは2024年7月に購入し、室内管理で育成しています。
購入当初はこんな感じでした。

明らかに現在は葉が黄色味をおびています⋯⋯。大きくはなっていますが葉の展開が悪く調子が上がりません。そこで今回、思い切って植え替えをすることにしました。
今回の植え替えに用意したもの

根っこつよし(鉢)
今回ピグマエアのために用意した鉢は根っこつよしです。この鉢にすると調子があがるという動画や記事を見つけたので私も採用してみることにしました。
BANKS BEST SOIL MIX(用土)
オルトラン
マグァンプK
割りばし
用土の隙間を埋めるために使用します。こだわりのある方はソイルスティックを使用しますが、こだわりなく今回は筆の反対側を使用します(笑)
ただいつかこだわりのソイルスティックを購入したいです(羨)
鉢底石
スコップ
いざ植え替え
鉢から株をとりだす

鉢から株を取り出す際は、水をあげるのを数日控えたほうが鉢から株を取り出しやすくなります。
塊根部分は2センチでした。細かい根も伸びています。根を痛めるのが怖くて大事に扱います。

私的にピグマエアは根が繊細なため、土を落とすだけでも細かい根がちぎれてしまうので、古い土をわざわざ払う必要はないです。
ついでにもともとの用土を研究してみる(植え替えには関係ないです)
購入した株の用土を確認してみます。水はけがいいように粒が大きいものを使用しつつ、保水性を高めるために藁のような細かい繊維質なものを使用していました。
販売者さんのこだわりが垣間見えました。


鉢底石をひく

鉢底石はダイソーで購入したものを使用しています。個人的に鉢底石は再利用しているので量が必要ないのでダイソーで十分です。
用土(少量)

少量の用土を投入します。
マグァンプK(ひとつまみ)、オルトランDX(2,3ふり)

虫よけ効果のあるオルトランDX、緩効性の肥料のマグァンプKを投入します。
マグァンプKは緩効性肥料なので、根が伸びたあとに効果が発揮するような位置にマグァンプKを投入しています。
用土
さらに少量の用土を投入します。
株を投入

ここまで用土をいれたら、株をいれて仕立てた状態を確認します。
ここでの注意点は用土を入れすぎると仕立ての際に深く植え込むことができないので、少量の用土をいれながら様子を確認します。
ちなみにピグマエアの幹を太らせようと思ったら、塊根部はしっかり用土に埋めてしまったほうが太ります。巨木感を出したければ塊根部は露出したほうがいいので、皆さんの目的に合わせてピグマエアの埋め込み度合いを調整してみてください。
隙間に用土

鉢の植え込み状態を確認できたら隙間に用土を入れていきます。割り箸等でサクサクと隙間を埋めて行きます。
用土の節約のために元々鉢に使用していた用土を再利用しました。用土の再利用はあまりお勧めされていません。しかし、オペルクリカリア・パキプスも再利用の用土で育成していますが、問題なく育ってるので再利用しています。
ただ、これは好みで意見もわかれますが、ピグマエアの植え替えの際に古い土をしっかりと落としたほうがいい、しないほうがいい問題があります。
私もこの記事を作成するために調べました。どちらも多数確認でき、どちらが正解といった答えは見つかりませんでした。
個人的にピグマエアの育成を参考にしているユーチューバーのりとまんさんは、土を落とさない派だったので、私もそうすることにしました。
先ほども述べましたがピグマエの根は繊細ですので、古い土を丁寧に落とすことより根を痛めることのリスクを回避しました。
微塵を落とすためにたっぷり水をあげる


用土の微塵を落とすための水をたっぷりかけてあげます。私はこの瞬間が結構好きです。微塵まじりの水がきれいな透明の水に変わる様がなんともいえません。
必要なら化粧石
鉢の見栄えを良くするなら最後に化粧石を投入しますが、私はまだ株を育てている段階なので化粧石は投入しません。
植え替え完了


いい感じに植え替えが完了しました。調子があがるといいのですが。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事で私と同じように植え替えに困っている園芸初心者さんの力になれたら幸いです。
そして今回採用した根っこつよしの効果を検証して、また記事を作成したいと思います。
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