みなさん園芸楽しんでいますか?以前購入紹介したオペルクリカリア・パキプスは日々成長してくれています。
購入後、鉢を菊鉢に植え替えぐんぐん成長しています。今回はパキプスの生育にピッタリの鉢を見つけたので紹介と植え替えを実践したいと思います。
- 鉢がパンパンになってきて、植え替えたほうがいいのかわからない。
- パキプスの植え替えで最適な時期かわからない。
- 植え替えには何が必要なの?
- パワータンクをとる時は全部とっていいの?
植え替えに失敗して大切なパキプスが痛んでしまわないために、植え替えは丁寧にやる必要があります。
私はこの記事での植え替え後に、パキプスの幹を太く育てることに成功しました。 特別なことはしていませんが、失敗しないことが大事です。
この記事で園芸初心者がパキプスの植え替えを成功できる方法を解説します。手順通りやればパキプスの植え替えがスムーズに進みます。文章を読まなくても目次を実践していただいたら、植え替えが終わりますので是非とも活用してください。
そして私のパキプスの定点観測としてこの記事を残そうと思います。
菊鉢パキプスの写真(2023年8月14日)



購入当初のパキプス(2023年6月10日)

植え替えはいつやるのがいいのか
まずは植え替え時期についてです。季節は基本的に春からがいいでしょう。
植え替え直後は植物が調子を崩します。パキプスは暑い時期から秋の時期にぐんぐん成長します。その成長著しい時期に植え替えてしまうと、成長できる時期を多少損してしまいます。また、パキプスは寒いのが苦手な植物なので、植え替えで体力を使った状態で寒さにあたると耐えられない可能性があるので冬季の植え替えはなるべく避けましょう。
もし育成環境が整っている場合は冬季でも植え替えは可能です。室内の温度が高く保て、植物育成ライトで環境が維持できるなら、冬季の植え替えも可能です。
準備するもの
今回使用した資材です。

鉢
今回用意したのがBANKSのBCプラスチック製ロングポットです。


購入の理由として、パキプスは直根性(ちょっこんせい)の植物で根を地中にまっすぐ伸ばします。よって径の大きさは必要ありません。これにより省スペースで収まります。さらにこのタイプの深さの鉢(22.4㎝)で断トツに見た目がおしゃれだったので、菊鉢に植え替え間もない時期でしたが、植え替えることにしました。
用土

今回は鉢の購入のついでに用土も購入しました。ベストソイルミックスという必要な成分のみを残したシンプルで水はけのよい用土です。こちらは今回初めて使用するので、どのように育つかが楽しみです。
マグァンプK中粒

遅効性の肥料です。約1年間の効果があり園芸資材おなじみの品ですね
オルトラン

こちらもおなじみの園芸資材です。用土のなかにいれておけば、殺虫効果があり、虫が寄りずらくなります。
スコップ
使えたらなんでもいいです。私は100円均一で買いました。
割りばし
鉢に用土をいれたあとに、鉢の隙間を埋めるために使用します。
軽石
鉢のそこにひく大きめの石です。100円均一にも売っていました。
パワータンク採取用
ハサミ(カッター)
これも切れればなんでもいいです。
トップジンMペースト(ベンレート)

パワータンクを採取後に切断面の消毒、保護に使います。
いざ植え替え!
それでは早速植え替えにかかります。
まずは鉢から株を取り出します。
- なかなかでてこない場合は、鉢をトントン振動を与えるように叩くと土がほぐれて取り出し易くなります。
- 取り出したら土を丁寧に払います。
水をあげた後より、用土が乾いた時の方が植え替えしやすい
水分を含んだ土壌は固まってしまい、土を払う際に、非常に取り除き辛いので注意が必要です。

植え替える数日前からは水をあげるのを控えましょう
根を傷つけないように優しく
根を傷つけてしまうと、植物の調子が崩れてしまうため優しく扱いましょう。
根っこが回転していました……。
埋め込み辛いですね……。

パワータンクを採取する場合
しかし、2つのパワータンクの形成を確認できました。
パワータンクは水分や栄養を貯蓄しています。採取し、埋めると新たな芽をだします。パワータンクをすべて切り落としてしまうと本体が弱ってしまうので、最低でも一つは残しておきましょう。
今回は小さい方を採取します。
剪定バサミを消毒する
パワータンクを採取する前に切り口からバイキンが入ってしまわないように、剪定バサミの消毒をします。私は火で炙ります。
他にも熱湯につけたり、キッチンハイターで消毒する方法がありますが、火で炙るのがてっとり早いです(笑)ただハサミ本体の切れ味を損なう可能性があるので知っておいてください。
切断面にトップジンを塗布します。
株本体はトップジンが乾くまでそっと日陰に置いときます。
トップジンではなくベンレートでもいいです。ベンレートを塗る場合、発根促進剤のルートンを1:1で混ぜて塗る方法もあります。お好みの方法で切り口を保護してあげてください。


埋め込み
①まずは鉢底石を設置
②少量の用土
③マグァンプK(親指人差指中指で一つまみぐらい)
マグァンプKは遅効性の肥料です。なんで遅効性かというと、根が成長し伸びるとマグァンプKに到達、根っこから根酸というものが分泌されて、マグァンプドを溶かし栄養を株本体に届ける仕組みになっています。よって根っこが少し伸びたところに埋め込むのがべストだと考えています。普段は液体肥料も散布しますし、
④オルトラン(2~3振り)
⑤さらに少量の用土。
⑥ここで株を入れて埋め込む深さを考える
⑦埋め込む深さが決まったら、用土を敷き詰めていく
割りばし等でサクサクと差し込みながら、さらに用土を敷き詰めていく。
⑧好みで化粧石を表面に敷いていくい
私はまだ化粧石を敷いたことがありません。納得の株が完成したら、敷きます。
完成
以上の手順です。難しいことなんてなく、順番に資材を体に流しこむだけです。簡単に終わります。

パワータンクの方は切断面を土壌に埋めないのでトップジンを乾かさずに植えました。ちなみにパワータンクはプレステラ90深鉢に植えました。(トップジン塗りすぎました)

植え替え後
土の微塵を落とす
植え替え後は鉢から微塵を出すために、鉢からでる水が透明になるまでたっぷりあげます。
すぐに日向にださず、日陰で養生する
植物を植え替えた後は、根が定着するまで日陰で管理しましょう。根が張っていない状態で急に日向にだすとしおれる可能性があります。4日間ぐらい様子をみつつ徐々に直射日光にさらしていきましょう。
我が家では、2日間日陰で養生し、1日は直射日光ではなく遮光して日向にさらして、3,4日間は日向に当てる時間を徐々に伸ばしていく。そんなイメージで徐々に徐々に育成環境に慣らしていくようにしています。
株は植え替えで環境が変わり、更にパワータンクを採取しているので、株本体に相当なストレスとダメージを与えているので、優しく大事に扱ってあげましょう。
おわりに
皆さんいかがでしたか?この記事を読んでこれから植え替えをする人のお力になれたら幸いです。
今回はパワータンクの採取にも成功しました。これからの成長が楽しみです。成長記録も記事にして投稿しますので、楽しみにお待ち下さい。
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