【ケラリア・ピグマエアの粒葉の作り方】誰でもできるおすすめの方法を解説

植物
  • ケラリア・ピグマエアの粒葉(つぶは)が好き
  • 親株は粒葉なのに、なぜか平葉が出てくる…
  • どう管理すればまん丸の葉になるのか分からない

そんな疑問や悩みをお持ちの方に向けて、私自身が実践して効果があった育成方法と、3ヶ月間の変化の記録をお伝えします。

皆さん、ケラリア・ピグマエアの育成を楽しんでいますか?
私のピグマエアも順調に成長しており、最近植え替えを行ったことで調子が急上昇しています。

ちなみに使った鉢は「根っこつよし」。これは本当におすすめです。

さて、本題。あなたのピグマエアは今、粒葉ですか?平葉ですか?

私の株は、親株が粒葉にもかかわらず、葉の展開はどちらかというと平葉…⋯。「遺伝的に粒葉のはずなのに、なぜ?」と悩んでいました。個人的には粒葉のピグマエアが好きなので私の株も粒葉になってくれると嬉しいのですが、平葉に近い状態でした。

そんな私がある動画との出会いをきっかけに育成方針を見直したところ、見事に粒葉へと変化してきたのです。その育成方法を紹介と成長過程を公開したいと思います。育成方法と、育成環境の変化、成長の様子をこの記事でまとめました。

ちなみにケラリア・ピグマエアって何?という方はこちらの記事をご覧ください。ピグマエアの魅力と愛を語っています。

参考にした動画

参考にしたのは、植物系YouTuber「manas.manaka」さんのチャンネル「ガーデニングの秘密」で紹介されていたこちらの動画です。

こちらの動画でケラリアピグマエアの粒葉を形成する育成方法が紹介されています。

ケラリア・ピグマエアの粒葉育成する4つのポイント

水やりの頻度を控える

  • 水やり回数は少なめに。与えるときはたっぷりと。

環境と株の状況をみながら合わせて調整します。

例えばこれまでは2日に一度の頻度での水あげを4日に一度にしてみる。強い光と水を控える条件が重なる時に、葉が「しわしわ」になることがあるが、その際は水あげの頻度を増やします。

強い光を与える(最重要ポイント)

  • スポット型ライトなら 約25cm の距離。
  • パネル型ライトなら 15cm 程度。
  • パネル型高出力ライトなら 20〜30cm を目安に。
  • 照射時間を12時間は確保する

強い光をあてることで葉焼けの心配をする人も多いと思いますが、強い光をあてることで葉焼けすることはまずありません。株がダメージを受けて枯れることもない。と動画では紹介されています。

この点は意外でした。光が強いと葉焼けは起きると思っていました。

しかし強い光を当てることで葉の色が若干ピンクっぽくなりますが、それは葉に強い光が当たっている証拠であり、丸い葉を形成するのにいい兆候だそうです。

強い風を当てる

植物にとって「水・光・風」の3要素はどれも重要です。風を加えることで、さらに丸い葉が出やすくなります。

古い葉を積極的に取り除く(もぎる)

そもそも形成された古い葉は平葉から粒葉に変わることはありません。そのため今ある平葉は優しく丁寧に取り除きます。乱暴にちぎらない。

れお
れお

葉をもってひねれば簡単にもぎることができます。このもぎるの快感ですよね(笑)

これを積極的に行うことで葉の新陳代謝が促進されます。新しい葉の展開が早まります。

これらの環境に適応し、展開する新葉は丸葉を形成してくれるようになります。

【補足】徒長した枝について

徒長した枝は、根元からカットすることで、新芽の形成が始まります。

ただし実生株でまだ幹がしっかりと形成されていない株は少々徒長しても葉の面積を増やして、幹の形成を優先することが大事。樹形を整えたい時は徒長した枝を選定していきましょう。

れお家の育成方法【育成方針変更前】

  • 水やり2日に一回
  • 1日の照射時間は約15時間(6時〜21時)
  • 照射距離は35センチ
  • 風は基本的に当てていない(浴室の換気扇が24時間稼働しているので若干は空気は動いているとは思います)
  • 葉をもぎっていない
  • 肥料の頻度は週に一度液肥ハイポネックスとリキダスを交互にあげている。

今後の育成変更点

  • 水やり:4日に1回に変更
  • 1日の照射時間は約15時間(6時〜21時)
  • 照射距離は35センチ
  • 風は基本的に当てていない(浴室の換気扇が24時間稼働しているので若干は空気は動いているとは思います)
  • 平葉を積極的にもぎる
  • 肥料の頻度は週に一度液肥ハイポネックスとリキダスを交互にあげている。

他の2つ(強光・強風)に関してはスペースや機材の都合で見送り中。

変更後の育成経過

購入当初(2024.7月)

植え替え直後(2025.4月)

育成方針変更後1ヶ月(2025.5月)

育成方針変更後2ヶ月(2025.6月)

育成方針変更後3ヶ月(2025.7月)

れお
れお

粒葉の形成は育成方法で劇的に改善しました。

そして、株全体の成長や枝ぶりの良さは鉢(根っこつよし)の影響が大きい

根っこつよしの効果も絶大

・粒葉の形成は育成方法で劇的に変わったが、株本体の成長は根っこつよし(鉢)による効果が高い

・株の枝ぶりがだいぶ良くなっている。

・プレステラ90での6ヶ月と根っこつよしでの3ヶ月の違い

プレステラ90での9ヶ月(2024.7→2025.4)

購入しお迎えした当初は平葉が多い印象です。冬を超えて春を迎えたときは葉の密集度が薄いです。そして平葉も目立ちます。

根っこつよしでの3ヶ月(2025.4→2025.7)

明らかに成長が感じられます。葉と枝の展開がすごいです。そして葉もつぶつぶの葉が圧倒的に多く展開しています。

おわりに

いかがでしたか?

今回ご紹介した育成法は、誰でも今すぐ取り組める方法ばかりです。
私は4つのうち2つしか実践していませんが、それでもはっきりと変化が見られました。

残りの2つも取り入れれば、さらに効果が期待できそうです。
ぜひ、皆さんのピグマエアでも試してみてください。
葉の形や質感が変わっていく喜びを、ぜひ一緒に味わいましょう!

そして、葉の形状だけでなく株の成長を早めたい方は根っこつよしに植え替えてみましょう!株の調子が上がること間違いなしです。

れお

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ブログLeaf a Hand の運営者。
妻、子ども2人と住む30代男。
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自分が使ってよかったものや、大好きな塊根植物の情報を発信します。
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