- 「毎日使うからこそ、安くて使いやすいものを選びたい」
- チューブ式は面倒でも、ポンプ式ならワンプッシュで快適。
- もちろん、日焼け止めとしての効果には妥協したくない。
2024年の第106回全国高校野球選手権大会(甲子園)で慶応義塾高校の丸太湊斗選手が美白王子と騒がれましたが、「日焼けは火傷であり、疲労回復にも影響する」との発言がありました。
そんなことを考えている高校生がいる。対して30半ばのおっさんのれおです。こちとら中学生〜大学生まで屋外部活のくせに日焼け止めなんてまったく塗ってなかった私には衝撃が走りました。いや、感動すら覚えました。よし、日焼け止め塗ろか⋯⋯。
日焼け止めを塗る習慣のない私には毎日塗る日焼け止めが面倒で仕方ありません。そこで手軽に使用出来るポンプ式日焼け止め、なおかつコスパよく評価の高いものを徹底比較しました。

安くて手軽に使えて、使うときに手間が少ない方が習慣にしやすいですよね。
本記事ではポンプ式採用でコスパ最強の日焼け止めと言われる無印良品日焼け止めジェルとベルディオUVMジェルNを、実際に片腕ずつに2週間使って比較しました。
結論こんな人におすすめ!
今回比較する日焼け止めの紹介
製品名 | メーカー | 内容量 | SPF / PA | 種類 | 価格(税込) |
無印良品 日焼け止めジェル | 無印良品 | 150ml | SPF50+ / PA++++ | ジェル | 約1,290円 |
ベルディオUVMジェルN | 近江兄弟社 | 220g | SPF50+ / PA++++ | ジェル | 約1,760円 |
※価格は執筆時点の目安
なぜこの2つの商品を比較したかというと、日焼け止めを習慣にするためには、毎日ストレスに感じないことが大事で使いやすさを求めました。その過程でポンプ式なら洗面台に置いとけば顔を洗って、そのまま塗ることが出来る。
ポンプ式を採用し、なおかつ肌に優しいコスパ最高の商品。ネット上でも高評価。しかし最終的にどちらが良いのかわからず…ならばいっそ、自分で調べて記事にしよう!と思い立ったのがきっかけです。
詳細な成分

詳細な成分については素人の見解よりこちらをご覧ください。めちゃくちゃ丁寧に解説されています。
無印良品 日焼け止めジェル
肌への優しさ
エタノールフリー、PGフリー、グリセリンフリー、無香料、無着色、鉱物油フリー、パラベンフリー、アルコールフリーといった肌への配慮がなされており、アレルギーテスト済み、スティンギングテスト済み。特にグリセリンフリーは紫外線吸収剤系の日焼け止めとしては珍しいとされています
紫外線吸収剤は、最近増えている海外向けの欧米風成分ではなく、国内で長らく使われてきた実績のある信頼性の高い成分が選ばれています。これにより、特定の海外成分が合わない敏感肌の方にも使いやすい。
美容効果について
BG(BG)、敏感肌向けの低刺激な保湿成分です。これにより、刺激性が大幅にマイルドに。セラミドNP(ヒト型セラミド)も保湿成分として配合されています。
5種類のアミノ酸:アルギニン、セリン、アラニン、プロリン、グルタミン酸Na(ナトリウム)が配合されています。
これらのヒト型セラミドとアミノ酸成分は、無印良品の新しい敏感肌向けスキンケアシリーズ全体に共通して配合されている美容成分であり、敏感肌や乾燥肌のケアにおすすめの有名な保湿成分とされています。日焼け止め製品であるため大量には配合されていないものの、シリーズとしての特徴的な成分として含まれています。
ベルディオ
肌への優しさ
アルコールフリー、アルコールに敏感な肌への刺激を避けることができます。酸化亜鉛フリー。香料、着色料、鉱物油、パラベン、エタノールが無添加であり、肌への余分な負担を軽減しています。
UVモイスチャージェルは紫外線吸収剤を配合していますが、一般的な日焼け止めに比べて「だいぶ低刺激な構成」と評価されています。
美容効果について
ツボクサエキス、ハトムギエキス、モリンガエキス、黄金エキス、エーデルワイスエキスが含まれており、エキスの種類は豊富です。配合量は少ないため、実際の美容効果は「おまけ程度」と考えるのが現実的です。
つまり、保湿や潤いを目的とした植物エキスが配合されているものの、それらが一般的な美容液のように劇的な効果を持つ「美容成分」として強調されているわけではない、というニュアンスで説明されています。

どちらも肌に優しい設計。ベルディオに関しては1歳から使用可能で驚き!
無印は美容的な効果もある!
【実証レポート】2週間で実際に比較してみた

実験の概要
- 期間:2025年7月1日〜7月15日(計14日間)
- 使用部位:左腕無印 右腕ベルディオ
- 塗布タイミング:毎朝1回+外出前に塗り直し
片腕ごとにプッシュして塗り替えるのが面倒なのでこの実験のためにわざわざチューブタイプを購入して外出する際に、このようにできるだけ同量を両腕の表と裏に塗って実験しています。

左腕が無印良品

右腕がベルディオ
「外出状況の記録(2週間分)」
前提
・天気に恵まれ、基本的に晴れです。そうでないときは記載しています。
・基本的に半袖を着用しています。そうでないときは記載をしています。
・自転車は通勤で自転車のあとは塗り直しをしています。
日数 | 行動内容 | 屋外時間(分) |
1 | 運転30分、屋外20分(子どもと遊ぶ) | 50 |
2 | 運転60分、屋外20分(子どもと遊ぶ)、買物10分, | 90 |
3 | 自転車30分、自動車移動40分、屋外作業30分、ランニング30分 | 130 |
4 | 自転車30分、自動車移動20分 | 50 |
5 | 自動車移動30分 | 30 |
6 | 屋外徒歩60分 | 60 |
7 | 自転車30分、自動車移動60分、 屋外作業(日陰)120分、ランニング30分 | 240 |
8 | 自転車30分、自動車移動30分 | 60 |
9 | 自転車30分、ランニング30分【天気雨】 | 60 |
10 | 自転車30分、自転車移動60分 | 90 |
11 | 自転車30分、ランニング10分 | 40 |
12 | 自転車30分、自動車移動1時間 | 90 |
13 | 自動車移動60分, 徒歩20分 | 80 |
14 | 自動車移動60分(天候雨) | 60 |
15 | 自転車30分、屋外活動120分(長袖) | 150 |
2025.7.1(初日)
左腕(無印良品)


右腕(ベルディオ)


2025.7.15(最終日)
左腕(無印良品)


右腕(ベルディオ)


結果明らかな日焼け肌荒れはなし
せっかく毎日両腕を撮影したのですが、全然焼けてなくて(いい意味で)日々の経過画像を載せても意味がないと判断しました。もし、載せてほしい方がいたらコメント下さい。載せます。
実際に使用しての比較ポイント一覧
使用感(ベタつき・伸びの良さ・肌馴染み
どちらもさらっとしたベタつき感のない、伸びのよい仕上がりが特徴です。今の日焼け止めってこんなにサラサラでギトギトしないんですね。(感動)

肌馴染みは無印良品。サラサラ感と伸びの良さはベルディオ。同量使用ならベルディオが広範囲に使用できました。
白浮き・乾燥のしやすさ
同量を塗った際はベルディオのほうが「やや白浮きが気になる印象でしたが」継続して塗っていくと肌に馴染んで目立ちません。
量を測って肌に塗ってみた実験
同量を上腕に塗布し手で10往復したときの状態です。

無印良品

ベルディオ
画像では無印良品のほうが浮いているような感じしますが、無印良品のほうが最終的に早く馴染んでいきます。ベルディオのほうが完全に馴染むまで、無印良品よりも+10往復必要なイメージです。
香りの有無・好み
どちらも気になる程の匂いはないですが、強いていえばベルディオのほうが匂いが強い気がしました。しかし本当に気になる匂いでも「不快なニオイと感じることは一切ありませんでした」
ポンプの使いやすさ
使用感には全く問題ないです。
無印は2プッシュで1g。ベルディオのほうがワンプッシュで1gでてきます。


コスパ(1mlあたりの価格)
無印良品は150mlで1,290円 1ml=0.116円
ベルディオ220gで1760円 1g=0.125円
これだけ見ると無印良品のほうが量での価格は安いですが、同量であればベルディオのほうが広い範囲に塗れるのでベルディオのほうがコスパは高い印象です。
ちなみになぜ単位の表記が違うかというと、内容物の粘土で変わります。傾けたときに内容物が流れる場合はml流れない場合gといったように単位が変わります。つまりここでは無印良品のほうがよりサラサラということになります。
mlとgで表記が違いますが1g=1mlで考えて問題ないです。
落としやすさ(石けんで落ちるか)
どちらも簡単に落ちてくれてストレスなく使用できます。
更に同量を下敷きに塗布して水で流してどのくらい落ちるかも試してみました。
どちらも大した違いはなかったですが、無印良品のほうが下敷きに弾かれている印象で、ベルディオは馴染みやすい印象です。そのためか若干ベルディオのほうが水で流れるのに時間を要しました。
【比較まとめ】どちらを選ぶべき?
項目 | 無印良品 | ベルディオ |
コスパ | ◎ | ◎(内容量◎) |
肌へのやさしさ | ◯ | ◎(1歳から使用可能) |
美容効果 | ◯ | △(期待するほど含まれていない) |
使用感 | 馴染みやい・無香 | 超サラサラ・無香 |
落としやすさ | 石けんOK | 石けんOK |
リピートのしやすさ | 店舗(無印良品)・ネットで買いやすい | 私の近所のドラッグストアにはおいてないので✕。東急ハンズ等で入手は簡単。ネットでの購入も可能。 |
【おわりに】ポンプ式は手軽に継続使用可能。まずは1本試してみよう!
ポンプ式の日焼け止めは、継続しやすさに直結します。今回比較した2商品は、どちらも超優秀。使用感やライフスタイルに合わせて、あなたに合った1本を選んでみてください。
どちらも名品なので、使う目的に合わせて選ぶのがおすすめ。結果私は子どもにも使用でき、大容量のベルディオを使用しています。この記事で日焼け止め入門者の方の救いになれば幸いです!
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