- パキプスの基本的な育て方を知りたい
- 初心者でも育てられるのか不安
- パキプスは「憧れだけど難しそう」「高いから失敗したくない」
- 冬越しが怖い
皆さんこんにちは、Leaf a Hand の れお です。塊根植物の王様、オペルクリカリア・パキプス。
皆さんもこれからパキプスを育てたい、もしくは今育て始めたという方もいらっしゃると思います。
高価なパキプスを購入するなら、育成で失敗して枯らしたくないと思う方が大半です。そんな初心者に向けて、2年前にパキプスで塊根植物デビューし、細いパキプスを2年で丸々太らせた私が、パキプスの育成方法を解説します。
この記事を読めば以下のことがわかります。
パキプスは高価ですが、育成自体は簡単です。安心して育ててもらえるよう、剪定方法や害虫対策の情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
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この記事でわかること
- 初心者でも失敗しにくいパキプスの育成環境と基本管理。
- 季節ごとに変える水やりと冬越しの具体的な考え方。
- 剪定や害虫対策を通して幹を太く育てるコツ。
オペルクリカリア・パキプスとは(簡単に)

特に「幹」が太くなっていくのが特徴で、その造形が唯一無二です。枝はジグザグと伸びていき、育てる人によって形が変わります。
育成の楽しさがあり、盆栽のように剪定などで形を作り上げていくことができます。とても奥深い植物です。
パキプスは初心者でも育てられる?
結論:ポイントさえ守れば問題ありません。
「高価=難しい」というわけではありません。むしろ、性質を理解すればかなり丈夫な植物です。
パキプスを育てる環境

日差し(光)
パキプスは日差しが大好きな植物です。可能な限り、一番日当たりの良い場所で育てるのがオススメです。
冬季等室内でパキプスを育てる場合は植物育成ライトが必須です。準備しておきましょう。
水やり(最重要ポイント)
成長期(春〜秋)
用土が乾いたら、鉢底から流れるまでたっぷり水をあげます。パキプスは太陽だけでなく、水も大好きです。
休眠準備(秋)
気温が下がり始めたら、徐々に水を控えていきます。休眠に移行するための大切なステップです。
休眠期(冬)
1〜2週間に1回(月2回程度)が目安。水をあげすぎると根腐れの原因になります。一方で、葉が落ちずに生い茂っている場合は、水を絞りすぎると水切れを起こします。

水管理に不安がある方は、サスティーを使うと失敗しにくくなります。
風
強風を当てる必要はありませんが、風通しの良い環境で管理してあげます。
植物は風が当たることで葉からの蒸散が活発になり、根からの水分・養分の吸収が促進されます。
そのため、光合成のエネルギー源となる水分を効率よく取り込むことができます。

蒸散とは、植物が体内の水分を水蒸気として体外に放出する現象です。
用土
パキプスにオススメの用土は、水はけの良い用土です。これに関しては、さまざまな植物販売会社が販売しています。
私は BANKS の「best soil mix(ベストソイルミックス)」を使用しています。少し良い値段はしますが、根の調子がとても良いです。
安価なものであれば、「室内向け観葉・多肉の土」も排水性が高くオススメです。
肥料
パキプスは肥料も好きです。液体肥料のハイポネックス、リキダスを隔週であげても問題ありません。
株を植え替えるときには、マグァンプKを入れるのを忘れずにしましょう。マグァンプKは緩効性肥料なので、鉢の中に忍ばせておくとジワジワと効いてきます。
緩効性肥料とは、化成肥料(ハイポネックス等)とは違い、肥料がゆっくりと溶け出して効果が数か月継続するものです。化成肥料は水に溶かして使用し、水分とともに植物の根から吸収されるため即効性が高いです。
パキプスにオススメの鉢
パキプス育成における鉢選びのポイントは2つあります。
株の育成を重視するなら、ロングポットがオススメです。
パキプスは直根性の植物のため、根が縦に伸びていき、基本的に横に伸びることはありません。
そのため、鉢の深さがあれば下に下に根を伸ばすことができ、株の育成を重視した鉢選びになります。
仕上がった株はデザイン重視
ある程度株が仕上がっているなら、デザインを重視した鉢選びで問題ありません。
これは個人の好みなので、お気に入りの株に合う最高の鉢合わせをニヤニヤしながら考えましょう。
パキプスの季節ごとの水管理

春【植え替えをするなら春がベスト】
春はパキプスが休眠から目覚める時期です。葉の芽吹きが始まると、水あげの頻度を増やしていきます。
水やりの目安は4日に1回程度です。植え替えをするなら、休眠が明けてパキプスの調子が落ち着いた春がオススメです。
植え替えを行うと一時的に調子を崩すため、成長期(3月〜10月頃)に向けた貴重な時間をロスしてしまいます。とはいえ、鉢内がパンパンな状態を放置して生育に影響が出ても良くありません。
鉢の状況を見つつ、必要であれば春のうちに植え替えを行いましょう。
夏【毎日たくさんの水をあげる】
太陽と水が大好きなパキプスにとって、夏は最高の季節です。
この時期は水切れに注意が必要です。
猛暑でも問題なく育成できますが、水を切らすとあっという間に株にダメージが出ます。
毎日朝にしっかり水をあげ、鉢内が乾くようであれば夕方にも水をあげて問題ありません。
秋【成長ボーナスタイム】
猛暑が落ち着くと成長も落ち着くと思いきや、秋は成長ボーナスタイムです。夏までは葉と枝の展開重視 → 秋から幹を太らせるフェーズに移行するイメージです。
この時期、幹はボコボコと太っていきます。水やりは暑さ次第ですが、1〜2日に1回でも問題ありません。ただし、肌寒くなってきたら3〜4日に1回へと頻度を落とします。
冬【水管理に注意して冬越し】
パキプス育成で一番気を使うのが冬です。それ以外の季節は、比較的頑丈で神経質になる必要はありません。
寒さに弱いため冬は基本的に休眠し、室内管理になります。休眠中は水をほとんど必要としません(水やりは月2回程度)。
パキプスは剪定したほうがいい

パキプスは積極的に剪定することをオススメします。理由は、剪定した方が枝ぶりが非常に良くなるからです。
枝数が増える→ 葉数が増える→ 光合成量が増える→ 幹が太くなる
という流れになります。この事実を今年知りました。現在育てている株はあまり剪定していなかったため、今後は積極的に剪定し、カッコいい株に仕立てる予定です。
パキプスの増やし方

3つの方法があります。
パワータンクを株分け
パキプスは地中に「パワータンク」と呼ばれる根を作ります。これを採取して植え込むと芽を出します。
雄株と雌株を交配
雄株と雌株を交配させることで結実し、種を採取できます。
剪定枝から発根管理
剪定した枝を挿し木し、水耕または土耕で発根させる方法です。

ちなみに私は成功したことがありません。
パキプスの害虫対策

空気を動かす
アブラムシ・カイガラムシ・ハダニなどはジメジメした環境を好みます。屋内管理ではサーキュレーターで空気を動かしましょう。
日々観察する
葉の裏も含めてチェックし、早期発見を心がけます。
害虫を発見したら
害虫駆除剤でオススメはこちらです。
パキプスによくある失敗と対策

休眠期=断水ではない
休眠期は水を絞りますが、完全断水ではありません。細かい根を守るため、月2回程度は水をあげましょう。
日焼けしないわけではない
太陽光が大好きなパキプスでも長期間室内管理していたパキプスを屋外で急に直射日光を当て続けると日焼けしてしまいます。4〜5日かけて徐々に慣らしましょう。水切れ状態で強光に当てるのもNGです。
これからパキプスの購入を考えているあなたへ

まだ購入しておらず、これからパキプスの購入を考えている方もいらっしゃると思います。
そんな方にとって、株を選ぶ時間もワクワクする瞬間ですよね。
ここでは、株の選び方を簡単に説明しておきます。
パキプスは、価格が安い順に
国内実生(みしょう)株 → 根伏せ(ねふせ)株 → 現地球(げんちきゅう)株に分けることができます。
国内実生株と根伏せ株は、メルカリでの購入をオススメします。品数が圧倒的に多く、比較的安価に手に入ります(2,000円〜)。
ただし、パキプスは成長がゆっくりな植物なので、大きく育てるには時間がかかります。もちろん、大きくなるにつれて価格も高くなっていきます。
一方、現地球株は海外から取り寄せられたパキプスです。大きくて状態の良いものになると、10万円を超えることも珍しくありません。
現地球株には、発根株と未発根株があります。海外から日本へ輸入する際に根を切り落とされているため、未発根株は比較的安く購入できます。ただし、購入後に発根管理が必要になります。

場合によっては枯らしてしまうので、初心者にはオススメできません。
現地球株はメルカリでも多く取り扱われていますが、高価な買い物になるため、安心を重視するなら実店舗や実店舗のオンラインショップでの購入がオススメです。
まとめ
以上が、パキプスの育成3年目の私の育て方と、その中で生まれた疑問や解決方法です。もし足りない情報があれば、気軽にメッセージを送ってください。追記します。
パキプスは本当にカッコいい植物で、長い人生をともに過ごすことができます。まだ迷っている方は、ぜひお迎えしてみてください。ゆっくりですが、日々成長する姿にきっと癒されるはずです。
そしてパキプスの他にも塊根植物はたくさんの種類があるので、皆さんも塊根植物の沼にどっぷりハマって欲しいです。
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